終活とダイヤモンドの意外な関係?
終活と遺品整理
最近、終活という言葉をよく聞くようになりました。
遺言書やエンディング・ノートに記録を残し、後に残る人たちへ自らの意思表示をしたり、お葬式やお墓の準備も終活の一つといえます。
そうした、自分が亡くなった後のさまざまな事柄を自分の意志で決めておく、というのが終活の基本です。
さて、終活のもう一つの側面として、遺品整理を自分で行うということもあります。
普通は遺族が処分するわけですが、故人への思いもありそれは本当に難しいものになります。
終活でいう遺品整理とは、愛する子や孫にそうした苦労をさせないよう、不要なものは予め自分で処分し後に残される品物を少しでも減らしておこう、という意味があります。
残されて難しいのは「個人的な品物」
終活における遺品整理について具体的に考えてみましょう。まず、生活に使う家財道具は、整理するといっても限度があります。
それに、そうした品物は基本的には処分することになるので、後に残されてもあまり困るものではありません。
問題はもっと個人的な品々で、その最たるものが日記やアルバムです。
こうした品物は故人をしのぶよすがとしてはこの上ないものです。
でも、あなたは日記やアルバムを子どもや孫に全部見せたいと思うでしょうか? 終活にはその取捨選択を自分で行っておくという意味もあるのです。
もう一つ、意外に困るのがダイヤモンドをはじめとするアクセサリーの数々です。
長年身に着けてきたダイヤモンドなどの宝石類なら、愛着もひとしおだとは思います。
でも、それを子どもや孫が受け継いで、そのまま使うことを考えたらどうでしょうか? 例えいくらダイヤモンドとはいえ、流行遅れにはなりませんか? 形見として一点くらいはダイヤモンドなどのアクセサリーがあってもよいでしょう。
でも、あまり数が多くても整理が大変になるばかりです。
それなら今のうちに買取店で現金化した方が、遺族にも余計な負担をかけなくて済みます。
不要なダイヤモンドは買取店に相談
意外かも知れませんが、相続で揉めがちなのは、いわゆる「お金持ち」ではなく、ごく普通の家庭なのだそうです。
特に、ダイヤモンドに限らず宝石類が遺品に含まれていると、話は余計に複雑になるのだとか。
ですから、相続の面から終活を考えるなら、ダイヤモンドなどの宝石類は、早めに買取店に持ち込んで、現金に換えてしまった方がスムーズなようです。
ほとんど使わないのにダイヤモンドなどの宝石類をいつまでも持っていても、あまり意味はありません。
終活とは、ダイヤモンドなどのジュエリーに限らず、そうした「余計なもの」を処分して心身ともに身軽になることでもあるのです。
急に宝石を処分しろといわれても、どうしていいか分からないという方も多いと思います。
そこで、ここではダイヤモンドを中心に考えてみましょう。
なぜダイヤモンド? それは、ダイヤモンドには世界標準と呼べる確かな基準があるからで、さらにダイヤモンドには他のいわゆる色石と違い永く価値(=買取価格)が変わらないという特徴があるからです。
だからこそ、ダイヤモンドには高い資産価値が認められているのです。
また、きちんとした資格を持った鑑定士が見れば、ダイヤモンドなら常に適正な価格で買い取ってもらえます。
ひとくちに遺産といっても、宝石なりダイヤモンドといった形で思いを遺せば、それはすべて形見となり処分しづらくなってしまうものです。
そうならないよう、生前にご自身でその思いを整理し現金化すれば、ダイヤモンドやジュエリーも遺族で分ちあえる「思い」になるのではないでしょうか?ダイヤモンドは、持ち続けていてもその価値が急激にあがるとは考えづらいものです。
使わなくなったダイヤモンドが手元にあるという方は、まずは信頼できる買取店を見つけて、相談してみてはいかがでしょうか。
ダイヤモンドだけではなく他の色石もいっしょにお持込みいただければ、より高い査定額が期待できることもあります。
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2021年1月25日(月)更新
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