遺品整理とダイヤモンド
ダイヤモンドなどの宝石類の整理は難しい問題
家族が亡くなって、お通夜もお葬式も済ませて一段落――次に取りかからなければいけないのが、遺品整理です。
日記やアルバムといった思い出の遺品は簡単に捨ててしまうわけにもいかず、その整理は容易ではありません。
それともう一つ、意外に困るのが、ダイヤモンドをはじめとする宝石類です。
価値があることは分かっていても、ダイヤモンドなどのジュエリーをどのように整理するかは、遺族にとって結構な難問です。
なぜ、遺品の宝石類は扱いが難しいのでしょう。
その理由の一つは、デザインが古い場合が多いこと。
例え高価なダイヤモンドのアクセサリーで、亡くなったご本人のお気に入りだったとしても、子や孫がそのまま身に着けるのは難しいケースがほとんどです。
二つ目は、本当の価値がよく分からないこと。
例えばダイヤモンドなら、鑑定書があったとしても現在の価値がどのくらいか素人が見極めるのは困難です。
しかし、もし古ぼけてほこりをかぶっていても、ダイヤモンドの場合はきちんとした鑑定士が見れば適正な買取価格を提示してもらえますから、この点は安心といえるでしょう。
早めの現金化でトラブルを防ぐ
一つ目のデザインに関しては、最近ではダイヤモンドのリフォームを行うサービスも増えてきています。
ただ実際は意外に制約が多く、なかなか思った通りのデザインにダイヤモンドをリフォームするのは難しいようです。
結局は古いダイヤモンドは買い取ってもらい、最新のデザインの使い勝手がいいダイヤモンドのアクセサリーに買い換えた方が、得策かもしれません。
二つ目の価値に関しては、ダイヤモンドなどは特に、プロに依頼するのがベターです。
GGやFGAなど国際的にも通用する資格を持った鑑定士が見れば、ダイヤモンドの本当の価値は分かるものです。
いずれにせよ、よほど愛着のある品物でない限り、結局は売却することになることが多いかと思います。
また、嫌な話ですが、遺産相続でもめ事が多いのも、ダイヤモンドなどの宝石類が原因のことが多いのだとか。
早めに現金化しておいた方が、後のトラブルを防ぐことにもつながります。
特に、先ほどもお話しした通り、ダイヤモンドは買取価格も安定しています。
悩んだらまずダイヤモンドやジュエリー専門の鑑定士に相談してみることをお勧めします。
遺品整理は信頼できる買取店に
実際に買取に携わっている鑑定士によると「遺品整理の場合、時に大量の宝石類をまとめて処分する必要に迫られます。
そんな時、きちんと対応してくれる買取店であれば、鑑定も含めて信頼できるのでは」とのことです。
さらに「ダイヤモンドとその他の色石は、買取価格の付き方に差がある」そうです。
世界的に相場が確立しているダイヤモンドは、やはり扱いが違うのですね。
また、急な買取に対応してくれるかどうかも、信頼できる買取店を選ぶポイントの一つだとか。
遺品整理の場合には、案外重要な観点かもしれません。
ここでは、ダイヤモンドなどの宝石類を中心に、遺品整理について考えてみました。
遺品整理というと、どうしても暗いイメージがついて回りますが、誰もが必ず直面する問題です。
最近では終活が話題になるなど、亡くなる側が遺品整理を意識する場合もあるようですが、それでも残される品物はどうしても出てきます。
そんな時、遺族だけで問題が解決しないようなら、プロに頼むのも一案です。
ダイヤモンドの例でいえば、資格を持った鑑定士のいる買取店に相談するのが、遺品整理をスムーズに進めるポイントといえるのではないでしょうか。
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よくある質問 「買取に興味はあるけど・・・」 「そんな貴方のご質問にお答えいたします。」
本日の地金買取価格(1gあたり)
2021年1月18日(月)更新
金買取相場 | |
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現金買取価格(税込) | |
K24インゴット | ¥6,161 |
K18 | ¥4,413 |
プラチナ買取相場 | |
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現金買取価格(税込) | |
Pt1000インゴット | ¥3,638 |
Pt900 | ¥3,116 |
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