【シャネル】のラインの種類について
シャネルのシンボルライン「マトラッセ」
服飾、バッグ、化粧品、香水、宝飾品、時計と、魅力あるアイテムを発信しつづけている『シャネル』。世界のファッションを牽引するラグジュアリーブランドが展開する代表的なラインをご紹介します。
1929年に登場した「CHANEL MATELASSER(マトラッセ)」。マトラッセとはキルティング(綿入れ)を意味し、バッグや財布、小物などのアイテムが揃う定番ラインです。ふっくらとした菱形のキルティング地とチェーンに革紐を組み込んだショルダーが特徴。『シャネル』のバッグといえば、このタイプを連想する人が多いのではないでしょうか。シンプルにして機能的、王道のデザインは世代を超えて女性たちに愛されています。
菱形のデザインは、競馬場で馬の世話をする厩務員のチェックのジャケットからインスピレーションを得て生まれたとか。ショルダーバッグはもともと男性用のアイテムでしたが、マトラッセの発売をきっかけに、女性も用いるようになったといわれています。シャネルが目指しつづけた“女性に機能的かつ使いやすいアイテムを!”との想いが、ここにも息づいているのですね。
現在はアクセサリー感覚で持つ小さなサイズから大容量のものまで、4種類のサイズを展開。カラーバリエーションも豊富で、黒や白といったモノトーンだけでなく、赤やピンク、ゴールド、パープルなどのビビッドカラーも人気です。
シャネルの意志を象徴する「カメリア」、耐久性に優れた「キャビアスキン」
「マトラッセ」を筆頭に、『シャネル』にはブランドを象徴する3つのラインがあります。
「CHANEL CAMELIA(カメリア)」は、シャネル氏がこよなく愛し、ブランドシンボルであるツバキの花をモチーフにしたライン。西洋において、ツバキは行動力があり強い意志を持つ女性を象徴する花だとか。シンプルで凛としたツバキの意匠が、シャネルの生き様に重なるようです。バッグや洋服、ジュエリー、サングラスなどの商品が展開されています。
「CHANEL CAVIER SKIN(キャビアスキン)」はカーフスキンを使用したライン。カーフスキンに細かい凹凸の型押しを施し、キャビアのような質感に仕上げています。財布を中心に、バッグ、小物などを展開。カラーバリエーションも豊富です。強度に優れており、長く使用できるのも魅力です。
新生シャネルのエレガントなカジュアルラインも人気
ほかにも、『シャネル』の人気ラインを紹介しましょう。
やわらかなラムスキンに白いストライプステッチを施し、控えめにロゴマークが付けられた「MADEMOISELLE(マドモアゼル)」は、そのさりげなさがシャネル上級者からも支持されています。
カジュアルなラインも続々と登場し、1999年には「TRAVEL LINE(トラベルライン)」、2001年、ナイロンジャガード素材の「ニュートラベルライン」を発売。軽く収納力に優れ、リーズナブルな価格設定で人気商品に。ピンクやベージュなどのやさしい色合いも魅力です。
カジュアルで現代的なデザインが印象的な「シャネルスポーツ」は、その名の通り、スポーツユースを目的としてつくられ、機能性や防水性に優れています。
2004年に登場した「CAMBON(カンボン)」は、遠目からもわかる大胆なロゴマークが特徴。シャネルが初めて帽子店を開いたパリのカンボン通りに由来しています。
ロゴマークが全面に型押しされた「UNLIMITED(アンリミテッド)」、デニム素材を使ったカジュアルな「DENIM(デニム)」も人気を集めています。
最後に、ロゴマークについてのお話を。『シャネル』といえば、ココ・シャネルの頭文字、ふたつのCが背中合わせに重なったロゴマークが有名です。シャネル氏の生涯を描いた映画によると、自分のイニシャルを書いた2枚の薄紙を何気なく重ね合わせているうちに、あのロゴマークが誕生したとか。シンプルで力強いデザインは、『シャネル』ブランドの理念そのもの。時代を超えて、シャネルからのメッセージを伝えているようです。
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2019年2月18日(月)更新
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